院長の上村です。
今回は、私がアメリカのLoma Linda Universityで学んだインプラント教育の中でも、特に印象に残っている授業についてご紹介します。
大学院では、Dr. Kan教授による授業が毎週火曜日の午後に行われていました。
その中で特に重要だったのが、ケースプレゼンテーションです。
このクラスでは、各レジデントが自分の担当した症例について発表を行い、診査・診断、治療計画、実際の治療経過について説明します。
そして発表後には、Dr. Kan教授をはじめ、参加している先生方やレジデント全員でディスカッションを行っていました。
このケースプレゼンテーションは、全員が定期的に担当することになっており、およそ3か月に1回のペースで自分の順番が回ってきます。
そのため、日々の診療を行いながらも、自分の症例を深く振り返り、客観的に見直す機会が定期的に設けられていました。
発表で特に重視されていたのは、
単に「このように治療しました」と結果を示すことではありません。
- 初診時にどのような情報を集めたのか
- その情報からどのように問題点を整理したのか
- 複数ある治療法の中から、なぜそのインプラント治療計画を選んだのか
- 治療後の安定性や清掃性まで、どのように考えたのか
こうした点を、順を追って論理的に説明することが求められました。
インプラント治療では、同じように見える症例でも、実際には治療方針が一つではないことが少なくありません。
骨の量や質、歯ぐきの状態、噛み合わせ、残っている歯とのバランス、さらに患者さんのご希望によって、適切な治療計画は変わります。
そのため、見た目だけでなく、長期的な安定性や清掃のしやすさまで考えて治療計画を立てることが大切です。
Loma Linda Universityでのこの授業では、まさにその考え方を繰り返し学びました。
また、発表後のディスカッションでは、自分では気づかなかった視点を指摘されることも多くありました。
「別の治療選択肢はなかったのか」
「その判断の根拠は何か」
「長期的に見たときに本当にその方法が適切か」
といったやり取りを通じて、診査・診断の大切さと、治療計画を論理的に考える力が鍛えられたと感じています。
こうした大学院での経験は、現在の診療にも大きく生きています。
当院でもインプラント治療をご提案する際には、単に「入れる治療」ではなく、なぜその方法が適しているのかを丁寧にご説明することを大切にしています。
患者さんにとって大切なのは、治療を受けることそのものではなく、
納得したうえで、自分に合った治療計画を選べることだと考えています。
アメリカの大学院で学んだこうした姿勢を、これからも仙台での診療に生かし、患者さんにとって安心できるインプラント治療につなげていきたいと思います。
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院長 上村 俊介
ロマリンダ大学歯学部 インプラント科
Master of Science in Dentistry(MSD)取得
仙台ウィステリアデンタルクリニック院長。
米国Loma Linda Universityにてインプラント治療を専門的に研修・研究し、チーフレジデントを務める。現在は仙台にて、診査・診断を重視したインプラント治療を行っている。






