第1回 アメリカ・Loma Linda Universityで学んだインプラント教育 |アメリカでの歯科留学と私の歩み

院長の上村です。

このコラムでは、私がアメリカで学んだ歯科医療の考え方や、現地での生活を通して感じたことを、できるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思います。初回となる今回は、どのような経緯でアメリカに渡り、どんなプログラムで学んでいたのかについてご紹介します。

私は日本で歯科医師として約8年間臨床に携わった後、アメリカ・カリフォルニア州にあるLoma Linda University(ロマリンダ大学)歯学部へ留学しました。在籍していたのは、Advanced Education Program in Implant Dentistry という、インプラント治療を専門的に学ぶ大学院プログラムで、在籍期間は3年間です。

このプログラムでは、インプラント治療の技術習得だけでなく、治療計画の立案、症例検討、文献の読解、研究活動まで、幅広く取り組みます。特に印象的だったのは、「なぜこの治療を選択するのか」を常に言語化し、患者さんや他の歯科医師と共有する姿勢が徹底されていたことです。

研修中は、アメリカ国内だけでなく、世界各国から集まった歯科医師と共に学びました。治療に対する考え方や文化の違いに触れながら議論を重ねることで、自分自身の臨床を客観的に見つめ直す貴重な機会となりました。

日本での8年間の臨床経験があったからこそ、アメリカでの学びをより深く理解できたと感じています。一方で、慣れない環境や言葉の壁に戸惑うことも多く、決して楽な留学生活ではありませんでした。しかし、その一つ一つの経験が、現在の診療に確実につながっています。

今後このコラムでは、アメリカの歯科医療の現場、日本との違い、そしてそこで得た学びを、日々の診療にどのように活かしているのかをお伝えしていく予定です。
少しでも皆さまの安心や理解につながれば幸いです。

インプラント