根管治療

root canal treatment

根管治療(こんかんちりょう)は、むし歯が歯の中の神経(歯髄)まで到達し、強い痛みや歯髄の炎症が生じた場合に行う治療です。感染した歯髄を取り除き、歯の内部を洗浄した後、薬剤を詰めて密封し、被せ物(クラウン)で覆います。 

日本の一般歯科医による根管治療の成功率は約50%とも言われ、非常に成功率の低い難しい治療です。治療が上手くいかなかった場合、根管治療を行って数年後、歯の内部が再び細菌感染し、歯の根の周囲に炎症が起こります(根尖性歯周炎)。再感染した歯の根管治療の成功率はさらに低くなることが報告されています。
一方,根管治療を専門的に学んだ専門医の成功率は80%以上と報告されています。

成功率の比較

術者成功率主な特徴
一般歯科医
(保険診療)
約50〜60%肉眼で処置することが多く、器具や視野に制限がある。
短い時間で治療するため、確実に感染を除去できない。
根管治療専門医
(自費診療)
約80〜90%必ずラバーダムによる防湿を行い、
マイクロスコープ・CTを用いた高精度治療を実施する。

→横にスクロールできます

当院の根管治療の特徴 (自費診療の場合)

マイクロスコープ・ラバーダムを使用した治療

当院では大学病院で根管治療を専門に学んだ歯科医師を選び、治療してもらうことが可能です。専門歯科医の根管治療の成功率は大きく上昇します。それでも完全に治すことが難しい場合もありますが、豊富な知識と技術をもって精一杯治療に取り組みます。